落石
落石対策工の選定フローチャート (落石対策便覧P102を参考とした)
十分な現地斜面調査をおこなった上で、落石エネルギーや地盤の状況に応じてもっともふさわしい工法を選定し、施工します。
- *1)フローに従い、適用可能な工種を並列的に抽出し、その中から実際に施工する工種を決定する。
- *2)防護工で対応可能な場合であっても、落石予防工の可能性(併用含む)について検討し、適用可能な場合は並列的に比較し、必ず両者とも検討する。
- *3)落石予防工間、落石防護工間および落石予防工と落石防護工間の組み合わせについても考慮する。
- *a)風化浸食防止では抑止できない状況にある浮石、転石の落石発生抑止に適した工種である。
- *b)落石・崩壊が独立的に存在する斜面に適した工種である。
- *c)勾配が緩く、除去した石・土砂の搬出が容易な斜面に適した工種である。
- *d)比較的小規模な落石等が広範囲にわたり予想される斜面に適した工法である。
- *e)落石予防工と落石防護工を組み合わせて用いることにより比較的大規模な落石・崩壊が広範囲にわたり、予想される斜面に適用可能な工種である。